電車の人身事故は誰が処理する?
交通事故が起きたときは、まず警察に連絡することが大事。
なぜなら事故発生時の警察の届け出というのは法律上の義務だけではなく、任意・自賠責保険を請求する際の必要書類が交付されるからだ。
ただし私有地内における物損事故に関しては届ける必要はない。
警察は交通事故発生の際、人身事故か物損事故かによって対応が違い、負傷者のいる人身事故の場合は業務上過失致死傷罪等になる可能性があるので刑事裁判を視野に調査する。
そして現場処理にあたるのは警察官であり、負傷者の確認や、死体の収容などを行う。
では電車の人身事故の場合はどうなるのだろうか?
実は、電車の人身事故は駅の運転士や駅員が現場処理を行っている。
もちろん人身事故の場合にも警察官は駆けつけるのだが、通常は警察官が到着する前に事故処理が始められ、一刻も早く電車を動かせるように駅員たちは作業するのだ。
実際に遺体を移動させ、電車に付いた血液や肉片などを洗い流すと電車はすぐに動き出す。
また人身事故が発生したとき、運転士は短い警笛を数回鳴らし、その後に長い警笛を鳴らす。
これは人身事故発生の合図で、その音が駅に鳴り響くとすぐに駅員が集まって事故処理を始めるのだ。
電車の運転士がトイレに行きたくなったら
朝起きたときや食事をした後に起こりやすい便意。
人は一日にテニスボールより少し大きいほどのウンチ(150~200g)をするといわれていて、体調によっては思いもしないところでやってくるものだ。
では電車を運転している運転士が突然便意をもよおしたらどうするのか?
JR各社によると、そのような緊急時には他の乗務員に連絡し、トイレ休憩をとることが認められている。
つぎの停車駅や途中の駅に電車を止め、トイレにいけるというわけだ。
実際に急なトイレ休憩のために電車を停車させるアクシデントは起こっており、その際には乗客にアナウンスで「運転士は業務連絡のため席を離れております、お急ぎのところまことに恐れ入りますが少々お待ちください」と伝えるそうだ。
飛行機の場合は常に2人操縦士がいるので、自動操縦かもう一人にまかせることができる。
車で大渋滞の場合も携帯トイレ、あるいは紙オムツがあれば最悪対処はできる。
では、宇宙船の中では?
大きい方は定期的に(3か月に一度ほど)宇宙に放り出し大気圏で燃やす。
そしてなんとオシッコはろ過して飲料水にするというのだ。ちなみに初めてオシッコをろ過して飲んだ日本人の宇宙飛行士は若田光一さんで、クルーみんなで乾杯して飲んだそうだ。
新幹線の15秒ルール
日本が海外に誇れるモノの中に「電車の時刻の正確さ」がある。
私たちが普通に感じている電車の到着時刻も、外国人旅行者にとってはその秒単位で着く正確さに驚くのだ。
そして新幹線のダイヤには「15秒ルール」というものがある。
これは新幹線の出発が15秒刻みで設定されているということ。
例えば9時10分発と表示されていても、実際に発車するのは9時10分ジャストとは限らないのだ。
そこから9時10分15秒、30秒、45秒の可能性もあり、乗客にはどの時刻で発車するのかはわからない。
もし新幹線に乗る機会があったら携帯のアプリなどに搭載されているストップウォッチで計ってみるとおもしろいかもしれない。