カフェオレとカフェラテの違い
世の中には似ている食べ物や飲み物がたくさんある。
カフェオレとカフェラテ、ひやむぎとそうめん、とろろ昆布とおぼろ昆布、木綿豆腐と絹ごし豆腐、おせんべいとおかきなどなど、今回はそんな何が違うのか分かりずらい食べ物、飲み物をまとめてみた。
まずはややこしいカフェオレとカフェラテの違いから。
カフェオレ・・・
フランス語。浅煎り豆を使ったドリップコーヒー。コーヒーとミルクの比率は5:5。
カフェラテ・・・
イタリア語。深煎り豆を使ったエスプレッソ。コーヒーとミルクの比率は2:8。
元々の言語も違っていたことに驚きだが一番の違いは使用する豆、また記載したミルクの比率は店舗によって違うとのこと。
これで気持ち良く堂々と注文できる。
どっちがどっちだったか忘れてしまわないように気をつけたいところだが。
(カフェオレは牛乳いっぱい・・・カフェオレは牛乳いっぱい・・・)
ひやむぎとそうめんの違い
夏になると食べたくなるそうめん。
冷麦も似ているけど「ひやむぎとそうめんの違いって何だろう?」そう思ったことがある方も多いはず。
辞書で調べてみると・・・
そうめん・・・
小麦粉に少量の塩と水を加えてこね、綿実油などの食用油をぬって、引き伸ばして日光で乾燥させた乾麺。
ひやむぎ・・・
小麦粉に少量の塩を加えて、水でこね、薄く伸ばしたものを細く切ったものがうどん、さらに細くしたものが冷麦。
つまり製法によって、油をぬって乾燥させたものと、そのまま細く切ったものという違いがある。
ただし、JAS(日本農林規格)では、太いのがうどん、中くらいのが冷麦(ひやむぎ)、細いのがそうめん、と太さだけによって区別されている。
とろろ昆布とおぼろ昆布の違い
意外と知られていない「とろろ昆布とおぼろ昆布の違い」はどうだろうか?
答えは昆布の削り方が違う。
とろろ昆布・・・
昆布を何重にも重ねて圧力をかけ、数日間プレスし、その固まりを縦に薄く削ったもの。
おぼろ昆布・・・
昆布の平面を職人の手作業によって一枚ずつ削ってできたもの。
一般的に大量生産できる「とろろ昆布」は、低い等級の昆布を使用し、「おぼろ昆布」には肉厚で表面が平らな高級品を使用するようだ。
価格でも50gで、とろろ昆布は500円前後、おぼろ昆布は1000円前後と2倍も差がある。しかし、職人が手作業で一枚一枚削っていることを考えれば納得の値段。
もめん豆腐と絹ごし豆腐の違い
まず途中までの作り方は同じで、水に浸した大豆を小さく砕き、それを煮たものをおからと豆乳にわけ、豆乳ににがりなどを入れて固める。
それ以降の工程によって名称が異なる。
もめん豆腐・・・
固まった豆腐を型箱に入れ、重しをのせて水分を抜く際にもめんの布でこしたもの。
絹ごし豆腐・・・
布を使用せずに豆乳を凝固剤でそのままゆるやかに固めたもの。
絹ごし豆腐は絹の布を使って製法されるのかと思ったら違ったようだ。
また豆腐は昔から畑の肉として日本人の植物性たんぱく質として重宝されてきたが、最近ではその栄養価と低カロリーで健康的なことから海外でも注目を浴びている。
ちなみに居酒屋のお通しなどでも出てくる刻んだネギとかつお節しょうがなどを乗せ醤油をかける「冷奴」。
この奴(やっこ)は日本料理の切り方の名称で大きめの立方体に切ること。
さらに小さく切ったものが「賽の目(さいのめ)」、そのまたさらに小さくしたものが「霰(あられ)」と呼ばれる。
せんべいとおかきの違い
最後にお茶と相性抜群のおせんべいとおかきの違いについて。
せんべい→原料が「うるち米」
おかき→原料が「もち米」
ちなみにせんべいは元々ご飯の食べ残しを使って作られた保存食といわれていて、ゆえに原料はご飯と同じ「うるち米」を使う。
一方「おかき」は固くなった餅をかき割って作られたもの、なので原料は「もち米」だ。