サイコロの確率の意外な真実

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すごろくやギャンブルなどで使われる六面体のサイコロ。

サイコロを投げて出る目の確率は6分の1、そんなこと当たり前じゃないか。

しかし数学的には間違いではないのだが、一般に売られているサイコロは実はかなり疑わしいというのだ。

実はサイコロには出やすい目というものがある。

その答えは「5」だ。

理由はいたってシンプルで重さが要因、市販のサイコロの表面は目の数字が彫られている。そのため彫った分の重量によって、重心が微妙にズレてしまうので、出る目の確率はキレイに6分の1とはならない。

数字の5が最もよく出るとされるのは彫っている重量が最も大きくなるため、軽い表面が上に出る。

「ん?ちょっと待て、一番多く彫っているのは6でしょ」

意外にもサイコロの目の中で重量が最も軽い表面(削られている)は1と5。

「じゃあ1と5が出る確率は同じ」だと思ったかもしれないが、それは表面の話。

「5」がよく出るもうひとつの理由が裏面の数字。

最も重い表面(削られていない)は「2」なのだ。

つまり最も重い目である2が下にくる「5」が最も出やすい目ということになる。

「よし!じゃあカジノで5に賭ければいいんだな!」

そう思った方もいるかもしれないが、残念ながら市販のサイコロの目のバラつきは0.1%以下だといわれている。

またカジノなどで使用されているサイコロには出目にバラつきが出ないように工夫されているので安易に「サイコロで出やすい5」を信じすぎない方がいいようだ。

コインで表が出る確率は2分の1ではない!?
サッカーやラグビーなどの試合で自陣のコートを決める際に利用されるコイントス。

コイントスの種類には、投げたコインを手のひらで受け止める「フリッピング」、テーブルなどにコインをおいて指ではじく「スピニング」、コインを立たせてどちらに倒れるか見る「ティッピング」などがある。

実はこれも表面と裏面が出る確率はキレイに2分の1とはならない。

理由も同じでコインに彫られている絵や肖像などから重さが微妙に違う。

また投げ方によっても出る面は影響を受けるといわれていて、ある実験ではフリッピングでは表が出る確率が高く、スピニングでは裏が出る確率が高かくなる傾向があったという。

また他の実験で「表が出ると思ってコイントスしてください」と意識させてコインを投げてもらうと統計的に表が出る確率は裏が出る確率を上回ったという。

意識が体に反応してこのような事が起こったのかどうかはわからないが実に興味深い結果である。

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